個人業務請負と労災

Q  トラック運転手なのですが、契約上は個人業務請負となっています。業務中に交通事故に遭いケガをしてしまいました。労災保険が適用されるでしょうか。

A  労働者災害補償保険法による保険給付は「労働者」を対象としています。したがって、トラックの運転を業務としている労働者がその業務の遂行中に交通事故に遭って負傷した場合には「業務上災害」として労災補償を受けることができます。

ところが、本文の運転手は雇用契約により雇われている労働者ではなく、「個人業務請負契約」を締結しており、契約上は「個人請負業者」とされています。このような場合、労働者災害補償保険法の適用のある「労働者」といえるか否かは、契約の名称に関わらず実態に即して判断することとされています。

業務委託や請負といった名称の契約に基づいて就業する者であっても、その働き方の実態から労働者と判断される場合には労災補償を受けることができます。労働者といえるか否かについては、「事業主の指揮監督下に置かれているか否か」(仕事の依頼・業務の指示に対する諾否の自由、業務遂行上の指揮監督の有無、拘束性の有無、代替性の有無)、「報酬が労務の代償といえるか」などを基準に判断されますが、トラックの運転手の場合は、実質は雇用労働者であると認定される場合は少なくありません。

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