精神疾患と労災

Q  パワハラや長時間労働が原因でうつ病になってしまいました。労災で補償されるでしょうか。

A  労災保険とは、労働者災害補償保険法に基づく制度で、「業務上災害」又は「通勤災害」により、労働者が負傷した場合、疾病にかかった場合、障害が残った場合、死亡した場合等について、被災労働者又はその遺族に対し、療養、休業、障害、死亡に対する保険給付(労災補償)を行う制度です。業務上災害にあたるか否かは労働基準監督署長が認定しますが、うつ病の発症が業務上災害とされるためには、パワハラや長時間労働などの業務上のストレス(「業務による心理的負荷」という)と発病との間に因果関係がなければなりません。

労基署では「心理的負荷による精神障害の認定基準」(以下「認定基準」という)を定めて、これに基づいて因果関係の認定をしています。

認定基準によれば、上司が部下の人格や人間性を否定するような言動を執拗に行ったことがうつ病の発病の原因になった場合には業務上災害と認定されます。

長時間労働も、たとえば発病直前の3ヶ月間連続して1月当たり100時間以上の時間外労働を行ったような場合には業務上災害と認定されますが、業務ストレスには様々なものがあり、労働時間の長さだけでストレスの強度が判定されるわけではないので、1月あたりの時間外労働が100時間未満でも業務上災害とされる場合もあるので、個々のケースについてそれが業務上災害といえるか否かについては是非とも弁護士にご相談下さい。

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