特定の相続人にだけ相続させたい

Q  1.私は、遺言書を作成して長男に自宅を相続させたいと思います。
2.その代わりに、長男に自宅の住宅ローンの債務を引き受けさせることは可能ですか。

A  1. 「長男に自宅(特定は必要)を相続させる」旨の遺言を作って相続させることは可能です。
遺言には、自筆証書遺言と公正証書遺言があります。

2.長男に「だけ」債務を相続させ、他の子らには、債務を相続させない相続はできません。

住宅ローン等の金銭債務は、法律上当然に分割されて各相続人は、法定相続分に応じて責任を負うものとされています。

プラスの財産については、遺言で相続させる者を決めることはできますが、マイナスの財産(借金)については、債権者の利益等が考慮されるため、遺言によって一部の相続人の債務を免除することはできません。

ただ、自宅だけが唯一の相続財産の場合は、長男以外の相続人は相続放棄手続きをすることによって相続人から外れ、住宅ローン等の債務を相続しなくてもよくなります。これにより、遺言を作成しなくても、長男が自宅と住宅ローンの債務を引き受けることになります。

もう一歩踏み込んだ解決の仕方

自宅だけが唯一の相続財産の場合、遺言で長男に自宅が相続されると、他の相続人は、自宅をもらえず、債務だけが相続される結果となります。

この場合、債務の負担が重いというのであれば、相続放棄手続きをすることによって、相続人から外れ、住宅ローン等の債務を相続しなくてもよくなります。

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