少年審判での処分の内容

Q  少年審判で裁判所が出す処分の内容について教えて下さい。

A  少年審判で言い渡される処分としては、(1) 不処分、(2) 保護観察処分、(3) 児童自立支援施設送致処分ないし少年院送致処分の大きく3種類の処分が挙げられます。

一つ目の「不処分」は、文字通り、当該審判では何らかの処分をしないということです。不処分とされるケースというのは、ケースバイケースですが、少年が今回事件を起こすまでに非行を繰り返してきたわけではないこと、今回の事件がそれほど重大な結果とならなかったこと、少年本人が審判までに心から反省したと見受けられること、今後少年の保護者が少年と一緒に事件のことを忘れないように考え続けることを期待できることなど様々な事情を総合的に考慮して決められます。

二つ目の保護観察処分を受けた場合には、少年は、一定期間、「保護司」という人の元に定期的に通い、日常生活を見直す機会を持つことになります。保護観察処分には、「長期」と「短期」があり、少年の状況に応じて、裁判所によって選択されることになります。

三つ目の児童自立支援施設送致処分ないし少年院送致処分というには、大まかに言えば、少年が一定期間施設に収容される処分です。児童自立支援施設は、比較的低年齢でかつ家庭的な擁護を必要としている少年が収容される施設です。少年院は、少年が、規則正しい集団生活を送り、定められた課程をこなす等の矯正教育を受け、更生を果たすために収容される施設です。

なお、中間処分として、「試験観察」処分も用意されています。少年が試験観察処分を受けると、数か月間、少年は裁判所の監督の元に置かれ、調査官によって定期的に生活状況、反省状況等を確認されます。少年が試験観察の期間、大きな問題なく過ごすことができれば、再度審判を受け、少年には保護観察処分等が言い渡されることになります。

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