事務所ニュース

◆バックナンバー


三田事務所だより

トップページ「ごあいさつ」より

弁護士 前 哲夫

三田事務所は、三田市役所の向かいの三田ビルの6Fにあり、現在のスタッフは、弁護士が増田正幸と私、事務局員が石井麻里の3人です。増田弁護士は神戸あじさい法律事務所全体の代表ですのに、法律相談に裁判にと三田事務所、神戸事務所や各地裁判所等を走り回っています。事務の石井さんは2人の子を保育所や夫のご両親に預けて奮闘しています。私は、神戸家裁の調停委員のほか、全国革新懇世話人、兵庫革新懇常任世話人・代表世話人、秘密保護法に反対する三田市民の会代表、日本国民救援会三田支部長という活動を行っています。3月12日(土)も秘密保護法に反対する三田市民の会第16回市民のつどいの主催者として開会挨拶をしました。戦争法をなくすための2000万人署名もこの市民の会で取り組んでいますが、三田9条の会・三田革新懇・新日本婦人の会との4団体で「パレード・イン三田」ということで、2月28日と4月10日に署名集めを兼ねたパレードをします。弁護士会の憲法委員会にはほとんど出られないので、兵庫県弁護士9条の会運営委員会とメールで情報収集をしています。

三田事務所ができてから5年ほど、法律相談件数は初年度の約2倍になり、順調に地域に浸透できてきていると思います。この事務所の基礎になった「暮らしと権利を守る三田友の会」(大沢辰美会長)が高齢化してきている等の課題もありますが、三田を中心に丹波から神戸市北区や三木市などの法的ニーズに応える事務所としてもっと成長して行きたいと思っています。


事件報告 「借りた物は返せ!」「期限が来たから出て行け!」は法無視の暴論

2016新年号事務所ニュースより

弁護士 佐伯雄三

西宮市のシティハイツ西宮北口、神戸市のキャナルタウンウエスト1ないし3号棟の入居者に対する明け渡し請求の訴訟が提起されようとしています。自治体の言い分は、20年の期限が来たから、ということですが、借地借家法では「期限」が来ても正当事由がなければ明け渡しは認められません。平成8年8月に公営住宅法が改正され、自治体が所有していない建物を公営住宅として提供できるようになり、その場合は入居者にあらかじめ期限があることを通知しておれば、期限満了により明け渡しを求めることができる借上住宅というものが制度化されました。

しかし、前記の住宅は、改正前に提供された住宅であり、とすると借地借家法が適用され、期限が来たから出て行けなどと単純には言えないことが明らかです。それを市民に誤解を与える宣伝でもって長年住みなれたところから追い出そうとする自治体の政策は法を無視する暴挙であると私たち弁護団は考えています。自治体が長年築かれたコミュニティを率先して壊していいはずがありません。継続入居を希望する入居者には、その住宅で継続入居を認めるべきであり、私たち弁護団は、その主張には道理があることはもちろん、法律的に検討して明け渡しを求める自治体の主張は暴論であると訴えています。是非、ご理解ご支援をお願いします。


事件報告 過労死のない社会を目指して

2016新年号事務所ニュースより

弁護士 清田美夏

平成26年11月1日、過労死等防止対策推進法が施行されました。この法律は、遺族の会や弁護士が中心となり、議員への働きかけを一生懸命行なった末に実を結んだものであり、国が、過労死防止のために大綱を定め、過労死防止推進のための行動を取っていくことが明記されています。過労死防止啓発月間にあたる平成27年11月13日、兵庫県においても、過労死防止のシンポジウムが開催されました。定員を超える大勢の方々で会場が埋め尽くされ、過労死問題への関心の高さを感じました。

現在、私は、4人で小さな弁護団を組んで、過労死の事件に取り組んでいます。この事件は、長期間にわたり、1か月100時間を超える時間外労働や連日続く深夜勤務を強いられた結果、突然心不全で倒れて亡くなられたという事件です。妻、幼い子を残し、働き盛り半ばで突然命を絶たれた辛さというのは、察するに余りあり、大切な家族を過労死で亡くされた遺族の方の思いを聞くたびに、過労死防止の大切さを実感させられます。今後の裁判において、会社の責任を認めてもらうために、事件に取り組んでいきたいと考えています。

「KAROSHI」が国際語になってから、20年以上が経ちました。過労死という言葉の広がりとともに、国民にも、過労死問題についての認識が広まってきていますが、いまだに、過労で健康を害されたり、命を奪われたりする方々は減っていません。今後、弁護士として、過労死防止センターの活動や事件などを通して、過労死のない社会を目指していきたいと思います。


三田事務所だより

2016新年号事務所ニュースより

弁護士 増田正幸

三田は神戸市内に比べて5〜6度は気温が低いでしょうか。朝晩の寒さに震えます。

三田事務所は2011年4月に開設され、まもなく5年が経とうとしています。おかげさまで、事務所の存在も少しずつ知られるようになり、ご相談の数も徐々に増えています。三田市は、南部がニュータウンを中心とする神戸、大阪のベッドタウン、北部は古くからの農村地帯といろいろな顔を持っています。そのせいかご相談の内容もバラエティに富んでいます。

三田事務所は、前弁護士と私の2名の弁護士と事務局の石井さんの3名の小さな所帯ですが、アットホームな雰囲気の中で、ご相談に来られた方の肩の荷が少しでも軽くなればという思いで業務を行なっています。もめ事に巻き込まれたときは何よりももめ事がこじれないよう対処することが肝心です。どうか「早め早めのご相談」をお待ちしています。


「マイナンバー」制度に潜む危険とは?

2016新年号事務所ニュースより

弁護士 前哲夫

昨年10月から番号通知カードが各世帯へ簡易書留で送られはじめた。当初は、社会保障分野と税務分野だけ使うとされていたものが、2度の法改正で、災害対策分野、特定健康診断(メタボ健診)結果、予防接種履歴の情報連携等の他に、銀行口座のマイナンバー管理(任意)という民間ともひもつきできるようになった。番号通知カードと顔写真などを用意して申請すれば、本年1月以降にマイナンバーカードが交付されるか、これが曲者である。表面は身分証明書となり、すでに政府は本年1月以降これを国家公務員の身分証明書として使う方針で、国家公務員にマイナンバーカード取得を実質義務化するから、この動きは当然に地方公務員や企業の社員証にも広がっていくであろう。裏面にはICチップがあり、上記のような情報の他に、昨年6月30日の閣議決定では戸籍、在外法人情報、証券でのマイナンバー利用拡大のため2019年に法改正するとしているし、今後5年間でマイナンバーカードを、民間のポイントカード、クレジットカード、キャッシュカード、診察券などとして利用したり、健康保険証、運転免許、教員免許と一体化し、学歴証明にも使用することが提起されている。マイナンバーカードに情報が集中することは個人情報漏れの深刻な事態をひきおこす。

また、この根幹となる情報提供ネットワークシステムの入札は昨年3月末日に行なわれたが、応札したのはNTTコミュニケーション(代表)・日立製作所・富士通・NEC・NTTデータの「五社連合」だけで、3度の入札でいずれも予定額オーバーだったため、123億1200万円で随意契約されたという。大企業ボロ儲けである。今後も運転資金等多額の費用が見込まれる。

こんな欠点だらけの危険な制度は廃止すべきである。


「あすわか」活動報告 ー2015年を振り返ってー

2016新年号事務所ニュースより

弁護士 坂本知可

「明日の自由を守る若手弁護士の会(通称あすわか)」は憲法改正議論の前に、まずは、市民の方々に憲法について知ってもらいたいということで2013年に立ち上がった団体です。当事務所の弁護士の半数以上がこの団体に所属しています。あすわかでは、立憲主義に反するという理由で、安保法制に反対しています。私も含めたあすわかのメンバーにとっての昨年一年は、「安保反対」に捧げた一年だったと言っても過言ではありません。

安保法制に関する国会審議が開始された昨年の5月以降、安保法制解説講座、憲法を気軽に語り合う「憲法カフェ」、憲法寸劇など、毎週のように兵庫県各地を駆け回っていました。

また、昨年6月と8月の2回にわたり弁護士会主催でパレード&集会を行い、多くの市民の方々の参加を得ました。パレードを契機に、若手弁護士が数名あすわかに参加してくれ、仲間が増えました。

さらに、安保法制の成立直前に、あすわか兵庫支部独自に署名活動も行い、4000筆ほどの署名を集めることができました。市民の方々の安保法制を「絶対に止める」という思いがダイレクトに伝わってきました。街頭署名活動をしている際に知り合った若い女性と友達になり、その女性が30筆ほどの署名を集めてきてくれたという嬉しい出来事もありました。

正直に言えば疲れたという思いもありますが、それ以上に、かけがえのないものを得たと感じています。市民の方々、あすわかのメンバーの一つ一つの行動が、次々に繋がり、膨れあがり、大きなうねりを起こしていることを感じられました。また、社会における様々な問題について「知る」ことの大切さも改めて感じました。人は知ることで初めて心を動かし、行動に移し、当事者意識を持つことができるのだと。

今、やっと、地に足をつけて活動ができていることを実感しています。自分自身ももっと多くのことを学び、伝えていきたいと思います。


第5回神戸マラソン

2016新年号事務所ニュースより

弁護士 桑原至

第5回神戸マラソンに出場しました。3年ぶり3度目の出場です。

雨の予報が外れて快晴となり、気温は11月にしては高めの20℃超。そんな中でレースが始まりました。

2キロ過ぎで事務所の応援団から熱い応援を受けて力が漲ってきます。おかげで序盤は快調でした。

ところが、中盤辺りから暑さにやられてふらふらになってしまい、一気に失速します。35キロ地点では再び事務所の応援団から熱い応援を受けていたにもかかわらず、気が付かずに通過してしまうほど消耗していました。

リタイアした方が良かったのかもしれませんが、色んな方が応援してくださっていたので、それに応えるためにも「行けるところまで行こう」と何とか踏ん張ってゴールに辿り着きました。後半失速した分、ベストタイムより10分以上遅れてのゴールでした。

それでも相変わらず神戸の皆さんの声援は温かく、運営も配慮が行き届いていて素晴らしい大会でした。特に、神戸大橋で懸命に声を出してランナーを励ましてくれる若いスタッフの姿は胸にくるものがありました。神戸マラソンが国内でトップレベルの人気を誇るのも頷けます。

願わくば来年も当選して、今度は元気にゴールゲートをくぐりたいものです。

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