裁判官のちがいは判決に影響するか

質問

裁判官によって判決の結果が違うことがあるでしょうか。

同じ証拠で同じ法律を適用した場合、同じ結論に達するのが普通です。

しかし、裁判というのは、元々複雑多岐にわたる紛争を法律に照らして、人間である裁判官が判断するものです。ですから誰がやっても正しい答えは同じというように、結論が常に一致するわけにはいきません。これは、裁判官の物の見方、考え方の違いによることもありますし、証拠や証人の評価の違いによることも多いのです。

ただ実際には、通常の民事事件ではそれほど大きな食い違いはないと思われます。これまでに積み重ねられた数々の事件での裁判所の判断の傾向(これを判例といいます)がありますし、重要な事件は三人の裁判官の合議で審理します。またわが国では三審制をとっており、納得のいかない判決に対しては、上級審の裁判官の判断を求めることができます。