民事裁判の費用が

質問

民事裁判をお願いするのに、どのくらいの費用がかかりますか。

民事裁判に要する費用として、弁護士に渡すお金には3種類あります。

第1は裁判所に納めるものです。

原告として裁判を起こすときには、訴状に印紙を貼り、相手方への呼び出し等のため郵券(切手)を裁判所に納めなければなりません。例えば500万円の支払を求める裁判の第一審での訴状では32,600円の印紙が必要です。郵券の額は被告の数によって異なりますが、被告一人のときは1万円弱です。

自分の側から証人尋問や鑑定の申請をして採用された場合に、その証人の旅費・日当や鑑定人の鑑定費用について、裁判所の定める額を支払わねばなりません。事案によって異なりますが、数十万円を要しているのが実情です。

第2は弁護士の事件処理に要する実費です。

よほど簡単な事件でない限りは、証言調書などの裁判記録をコピーして、手元において検討しなければなりません。これは裁判所の許可を得た専門の業者に頼まなければいけません。また、弁護士がその事件処理のために旅費・宿泊費を要したときはその実費を支払っていただきます。

第3は弁護士報酬です。

民事事件では、着手金と報酬金をいただくことになります。

着手金というのは弁護士が事件を引き受ける際にいただくもので、弁護士が仕事をすすめることに対する手数料です。報酬金というのは事件が終了した際に支払われるものです。これとは別に遠方への出張を要するときは日当をいただきます。

受任するときには、着手金の他に第一、第二の費用をいただきます。第一、第二の費用については不足すれば途中で追加をお願いすることがあります。

また、裁判で、例えば500万円を支払えとの判決をもらっても、相手が支払ってくれないときは強制執行が必要になります。この場合には、別途、執行官に支払わねばならない費用が生じたり、弁護士報酬が必要となったり、場合によってはその他の費用を要することがあります。その点については弁護士とよく相談してください。

なお、弁護士報酬の概略は別ページに記載されておりますので、参考にしてください。